ハンドケア to heart 〜手から心へ

あべのハルカス近鉄本店(近鉄百貨店)の「縁活」に、癒やしのハンドケアトリートメントを出展している「ハンドケア to heart 〜手から心へ」の代表者、中尾和子さんと高田眞紀さんにお話を伺いました。お二人とも、(一社)日本フィトセラピー協会・(一社)日本ハンドケア協会認定のハンドケアインストラクターです。

Q1.縁活とはどのような活動ですか?

「縁活」は、あべのハルカス近鉄本店のなかに設置されるコミュニティスペース「街ステーション」で、市民活動団体が展開するプログラムの総称です。市民活動団体やボランティア・地域の方々・百貨店・そしてお客さまが一緒になって、日々の暮らしや社会をちょっとよくする活動を、楽しみながら継続して行っていくプロジェクトです。2013年6月13日の「あべのハルカス近鉄本店タワー館」オープンと同時に、本格的な活動が始まった国内百貨店初のチャレンジプログラムです。現在およそ300の市民活動団体と、およそ150名のボランティアが集まり、あべのハルカス近鉄本店の街ステーションを中心に、活動を始めています。その活動内容を通じ、参加される方々同士の新しい繋がりが生まれ、今までできなかったような新しい取り組みへのチャレンジが始まりつつあります。あべのハルカス「街ステーション」だけでなく、阿倍野・天王寺地域全体に新しい賑わいが生み出されるような取り組みを目指しています。

その中で私たちは「ハンドケアto heart~手から心へ~」という団体名で活動しています。ハンドケアを多くの方に体験していただきたく月1回ハンドケアを提供しています。

Q2.縁活に参加するにあたっての経緯、きっかけなどを教えてください。

ハンドケアインストラクターの資格を取得した時に、何かハンドケアを活かせる場所、機会を作れないかと1期生で話が出ました。

そんな折、あべのハルカス 近鉄百貨店の「縁活」を思い出し、私たちもその場お借りし、活動できないかと高田・中尾(大阪市民・近隣在住)で縁活事務局にアポをとり、簡単な企画書を持参しお話を聞いていただくことになりました。

その時に、ソフィアで学んだハンドケアは、モノを売りたいためにやっているハンドケアではなく、心を伝えるもの。

私たちがハンドケアを学んだ時、先生方に教えていただいたのは、「相手の方にして差し上げる」という気持ちでハンドケアを行ってくださいということ。
これまでの個人ボランティアでの経験をお話し、近鉄百貨店に来てくださるお客様にもお買いものに来て、お茶を飲む感覚でホッと一息つきハンドケアをさせていただきながら癒しの場を提供したいとお伝えました。

売場でオイルを使用する事や縁活の場ではお客様の体に触れるという事はNGという事ですぐにお返事はいただけなかったのですが、担当の縁活事務局の方が私たち二人の思いとソフィアのハンドケアに強い関心を持っていただき、近鉄百貨店様に直々に交渉して下さいました。私たちのハンドケアはエステ的な感覚ではなく、傾聴や癒しの場にもなり他のハンドケア団体とは違うということを理解し説明して下さり無事に活動の許可がおりました。

後日談ですが、私たちの活動がNHKで放送もされたこともあり、他の団体からもハンドケア・マッサージをしたいと数件、問合せ等がありましたが、私たちの趣旨を尊重し、現在のところ類似団体の出展はありません。
私達の活動を評価してくださった近鉄百貨店様、縁活事務局の方々の期待に応えられるよう、これからもがんばります。

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